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2026.05.11
試合情報

5/10(日) チャンピオンシップ セミファイナル GAME2 vs.サントリー 試合レポート

逆転負けでセミファイナル敗退も、「いちばんいい試合でした」と水町。誇りを胸に戦い抜いた今季最終戦

 

◼︎2025-26 大同生命SVリーグ/チャンピオンシップ セミファイナル GAME2

期日:5月10日(日)

会場:Asueアリーナ大阪

結果:1-3(25-23,29-31,20-25,23-25) vs.サントリーサンバーズ大阪

 

 チャンピオンシップのセミファイナルは前日のGAME1を落としたことで、もうあとがない状況となったWD名古屋。迎えたGAME2の試合前、コート上でウォーミングアップが始まった際にはどこからともなく三三七拍子のウルドクラップが始まり、選手たちの背中を後押しする。チームとファンが一体となってムードを作り、臨んだ試合のスタメンはセッターが深津英臣でオポジットに宮浦健人、アウトサイドヒッターはエイメン・ブゲラと水町泰杜、ミドルブロッカーは佐藤駿一郎とノルベルト・フベルがそれぞれ対角に入った。

 失意のストレート負けを喫したGAME1から一転、この日は第1セットの7-9からフベルのクイックと水町のサービスエースを含む4連続得点で逆転に成功すると、終盤で同点に追いつかれるも最後は23-23から抜け出して先取する。第2セットは6-7からフベルのブロックなど3連続得点でリードし、その後はサイドアウトの応酬が繰り広げる中、宮浦や水町のアタックで着々と得点を積み重ねていく。だが23-21から3連続失点を喫し、そこから4度のセットポイントをにぎったが29-28からひっくり返されてセットカウントをタイに戻された。

 第3セットは出だしからしっかりとサイドアウトを重ねて競り合う展開に。しかし7-6から4連続得点を許すと、13-18の場面ではブゲラが足をつるアクシデントに見舞われる。代わりにティモシー・カールが入り、終盤にかけてはフベルや佐藤がクイックで得点するもリードを詰めきれず落とした。

 これで2セットダウンとなったが、客席からのウルドクラップは鳴りやむことなく、またアップゾーンでは早坂心之介が先頭に立ってサーブコールを叫び、雰囲気を落とすことなく第4セットを戦っていく。一進一退の攻防が繰り広げられて終盤へ。フベルのクイックや水町のアタックでブレイクするも、22-19から3連続失点で同点に追いつかれる。ここでバルドヴィン監督は「サントリーに勝つためにはアグレッシブな攻撃や采配が必要」とブゲラを山田脩造に、水町をカールに交代する大胆な両エース2枚替えを繰り出す。その狙いはカールの力強いアタックで相手の強固なブロックを破ること、また山田の守備力にあった。そこからサイドアウトに成功したが相手の決定力を前に失点を重ね、23-24とマッチポイントをにぎられたことで、このセット最後のタイムアウトをとる。直後のレセプションアタックで深津は「皆さんが見えない努力を健人はしてきたので。託すだけでした」とライト方面でボールを供給。「トスを上げてくるだろうと思って助走に入りましたし、相手も2枚ブロックを敷いてくると踏んで、打ちにいきました」と宮浦が目一杯に腕を振り抜く。スパイクアウトの判定にチャレンジを要求するも、ブロックタッチは「なし」。試合終了のホイッスルが鳴り、その瞬間、セミファイナル敗退が決まった。

 昨年末の天皇杯全日本バレーボール選手権大会に続く、シーズン2つ目のタイトルを目指したチャンピオンシップの戦いはここで幕を閉じた。けれども、GAME2を振り返ってバルドヴィン監督は「試合全体を通してチャレンジすることができました。第2セットを取りきれなかったこと、またもっと正確にプレーができていればと思う場面もありますが、後悔するようなことはありません」と語った。

 この試合に向けてバルドヴィン監督が選手たちへ伝えたのは「プライドを持って試合をしよう」ということ。その言葉を水町はこのように受け止めて、GAME2に臨んでいた。

 「自分にとって誇りとはなんだろう?と考えたときに、このメンバーで戦うのもこれが最後だったので、自分たちが取り組んできたことに誇りを持って出しきろうと思いました。また三三七拍子を送ってくれたウルドファミリーは、どこにいっても温かかったですし、エントリオを満員にしてくれました。その存在があったからこそ、プライドを持って戦わなければいけない、と考えていました」

 いざ試合では宮浦がチーム最多23得点、水町が14得点、ブゲラが12得点と続き、さらにフベルが最多4本のブロックポイントのほか、アタック決定率は64.7%(17本中)をマークした。守っては渡辺俊介と市川健太の“リベロズ”が相手サーブに合わせて、お互いに補完しあいながら攻撃の起点をつくる。また直接の得点には絡まずとも山﨑真裕がリリーフサーバーで、傳田亮太と山崎彰都がリリーフブロッカーとして務めを果たさんとコートに立った。レギュラーシーズン44試合、天皇杯そしてチャンピオンシップで培ってきたチームのスタイルは存分に発揮された。

 「自分たちが120%を出して負けたのは相手が強かったということだけですし、僕個人としては最後の場面で打ちきってくれた健人さんを誇りに思います。シーズンを通して、いちばんいい試合でした」(水町)

 選手、スタッフ、そしてファン。ウルドファミリーの誰もが望んだ結果ではなかった。けれども、誰もが胸を張れるフィナーレだった。

 

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 2025-26シーズンの戦いはこれで閉幕となります。ウルドファミリーの皆さんの存在が、私たちウルフドッグス名古屋にとっての誇りそのものです。最後まで熱い応援をありがとうございました。

 

 

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