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2025.06.28
試合情報

6/27(金) 渡辺選手・市川選手「アクティオエキシビションマッチ」試合レポート

渡辺俊介&市川健太がビーチバレーのエキシビションマッチに出場‼

最終成績は10位タイ

 

◼︎ジャパンビーチバレーボールツアー2025

 第4戦 立川立飛大会[アクティオエキシビションマッチ]

▽日時 6月27日(金)

▽場所 TACHIHI BEACH(東京都立川市)

▽出場選手 渡辺俊介/市川健太

▽最終成績 10位タイ

 

〔市川(左)と渡辺(右)がビーチバレーボールに参戦〕

 

リベロの2人がペア結成。SVリーグ・Vリーグ選手や大学生と対戦

 

 6月27日から3日間にかけてTACHIHI BEACHで開催されている「ジャパンビーチバレーボールツアー2025 第4戦立川立飛大会」。その大会に今回、WD名古屋で守護神を務める渡辺俊介と市川健太の両リベロがペアを組んで参戦。まずは大会初日の27日に催された「アクティオエキシビションマッチ」に出場した。

 このエキシビションマッチは「バレーボール界におけるインドア、ビーチ双方の将来の発展」を目的とした試みで、SVリーグ・Vリーグ所属の男子選手と現役大学生の計16チームが参加した。なお、試合はこの立川立飛大会だけのオリジナルルール「Crown of the beach方式」が採用されている。これは複数のチームが同時に競技を行うもので、【クラウンコート】側のコートに立つチームのみがポイントを獲得する権利を持ち、ほかの対戦相手がそのチームに対してサーブを打つことからプレーはスタート。【クラウンコート】側のチームが点を決めること(いわゆるサイドアウト)ができれば1ポイントをゲット、反対にサーブを打った側が得点すれば、今度は【クラウンコート】側に回る、というルールになっている。そうして最終的に制限時間のなかで獲得ポイントが多かったチームが次のラウンドに進出する。

 

〔いつもは試合前の激しいボール練習でお馴染みの2人〕

 

 はじめに4チーム1組のグループ戦が行われ、渡辺/市川ペアは途中で3連続ポイント。だが以降は得点を伸ばせず、相手ブロッカーが跳ばない“ノーブロック”の場面で市川がアタックをネットにかけるミスが続いた。結果的に法政大学のペアがKO勝ちとなる10ポイントに到達しグループ戦は終了。3ポイントの渡辺/市川ペアは同点で国士舘大学のペアと並んだものの、【クラウンコート】に立った回数が少なかったため4チーム中3位に。敗者復活ラウンドに回ることになった。

 

 次にグループ戦各組の3、4位チームによって敗者復活ラウンドの1回戦が行われ、渡辺/市川ペアは出だしこそ慶應義塾大学のペアに走られたものの、【クラウンコート】に立つと着実にポイントを重ねる。ここでは市川がしっかりと得点を重ね、「ミスが少なかったのがよかったです。流れをつかめば、一気に勝機が近づくルールだと感じました」とコメント。最後は一気に4連続ポイントで10ポイントに到達し、2回戦突破を果たした。

 だが、続く2回戦は「波に乗ることができなかった」(市川)と、【クラウンコート】側で思うように得点できず。反対に東京グレートベアーズのペアが勢いのままに10ポイントをあげて2回戦を制している。この2回戦の1位チームのみが“敗者復活”となるため、3ポイントで2位だった渡辺/市川ペアの戦いはここで閉幕した。

 

〔ウルドの守護神は砂の上でも健在!! 懸命にボールを拾い上げる市川〕

 

「練習不足」と市川は悔しさも、「状況判断は勉強になった」と渡辺

 

 市川は昨年秋のジャパンビーチバレーボールツアー名古屋大会に高梨健太(当時/現・日本製鉄堺ブレイザーズ)とペアを組んで出場しており、これがおよそ1年ぶりのビーチバレー。エキシビションマッチを終えて「体力も集中力もそがれました。インドアではリベロなので、運動量が段違いです」とその表情は疲労困憊そのものだった。一方の渡辺は競技自体が初めての経験。インドアとの違いについて「ボールコントロール」と語り、「相手がいないところにボールを落とす、その状況判断はとても勉強になりました」と前向きな言葉を口にした。

 実際、大会への出場が決まってから2人で練習したのは1回きり。WD名古屋のチームメートで、インドアとビーチの二刀流に挑戦中の水町泰杜の所属先であるトヨタ自動車ビーチバレーボール部の練習拠点に足を運び、2時間ほど練習に励んだという。だが、やはりそれでは不十分だったか、市川は「練習不足です」と悔しさを吐き出した。

 SVリーグでは試合前のボール練習で激しいパスを繰り出す2人でお馴染みの市川/渡辺ペア。そこでは、ボールに届かない市川の姿を渡辺が自身のSNSで「#市川すぐサボる」と表現しているが、この日のビーチバレーでは「今日はサボらなかったでしょ? 一生懸命、最後まで追いかけていましたから」と市川はドヤ顔。だがグループ戦のアタックミスを引き合いに出し、渡辺は「今日は #市川ネットかけすぎ です(笑)」と評価していた。

 エキシビションマッチでは10位タイの成績に終わった渡辺/市川ペアだが、6/28(土)の本戦にワイルドカードとして出場する。そこでは勝ち上がり次第では水町/黒澤孝太(明治大学)ペアと対戦する可能性だってありえる。渡辺は「やっつけてやろうと思います」と意気込んだ。

〔トス役に回ることが多かった渡辺〕

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