試合の見どころ


「応援されているんだな。」
愛知県一宮市出身の澤田晶は、地域のいたるところに貼られたWD名古屋のポスターを見ると、気持ちがたかぶる。と同時にチームの一員であることも実感するそう。「ベンチに入る機会も徐々に増えてきて、戦力として必要とされていると感じます。」
内定選手として合流した昨季はチャンピオンシップで出番が与えられた。エントリオで飾った公式戦デビューはウルドファミリーの温かい歓声に包まれ、「また早く味わいたい」と試合出場への意欲につながった。しかし今季はミドルブロッカーの層が厚くなったことも影響し、出番は限られる。その一方で、同期入団の山﨑真裕がリリーフサーバーをきっかけに一躍ブレイクを果たした。「マサ(山﨑)は相当に努力をしているので、それが報われていると感じます。とはいえ、試合に出ている姿を見ると、自分はうずうずしてしまうといいますか…先を越されてしまっているなと思わずにはいられません。」
もちろん、澤田も自分のやるべきことと向き合ってきた。開幕前に同期でオポジットの豊田譲が負傷離脱したことを受けて、「チャンスがあるのであれば、ほかのポジションも」と率先して転向に踏みきる。あくまでも本職はミドルブロッカーだが、チームのためにオポジットとしてプレーすることにしたのだ。「宮浦健人さんがシーズンを通して絶好調なので問題ありませんが、万が一の事態に備えています。」と明かし、実際に年明けからは二枚替えで起用される場面もある。
「SNSなどでは『オポジットに入って澤田選手はドキドキしているんだろうな』なんて声もありましたが、僕自身は練習してきた分、『トスを持ってきて! 決めてやるんだ』という気持ちです。」と澤田。そんな頼もしい言葉は、ポジションの概念にとらわれることなく柔軟かつ幅広い戦い方を繰り出すWD名古屋の一員であることに対する責任感の表れだ。STINGS愛知について「同じ県内の、まさにライバル」と印象を語った澤田は出番がくれば、自ら得点すべく力を振り絞る。期待のルーキーへ、いっそうの応援を。






















