試合の見どころ


憧れは、巡る。今度は自分が、夢になる。 ー #15 宮浦 健人 ー
日本代表として2024年にネーションズリーグを福岡県北九州市でプレーした。とはいえ地元・熊本県の鎮西高校を卒業して以降、宮浦健人は九州でのプレーがゼロに等しかった。今回は家族や知り合いも訪れるそうで、「その前でプレーできることが嬉しいです。」とほほえむ。過去に熊本県ではサントリーサンバーズ大阪がサブホームタウンとしてほぼ毎年、試合を開催していた。そこで小学生の宮浦“少年”は、エスコートキッズを務めたこともある。「選手たちがとても輝いて見えた記憶はあります。いつか自分もこんな選手になりたいと描いていました。」果たして少年は日の丸をつけるまでに成長し、2025-26シーズンはWD名古屋のサウスポーエースを担う。その姿に、例えば昨年末のJOCジュニアオリンピックカップ全国都道府県対抗中学大会に出場した熊本県選抜の中学生たちは憧れの選手に「宮浦健人」を挙げたものだ。「そう言ってくれる子供たちが増えているという実感は多少なりともあります。『宮浦選手のようになりたい』と思ってもらえるようなプレーをしたいですし、このステージにたどり着くまでにどんな取り組みをしていたかを、目に見えるかたちで表現するのは難しいかもしれませんが伝えていきたいです。」かつての自分がそうだったように。HAPPINESS ARENAの会場に、未来の宮浦健人がいるかもしれない。
あの日、憧れた舞台へ。未来へつなぐ凱旋試合。 ー #17 市川 健太 ー
長崎県長崎市出身。HAPPINESS ARENAを構える長崎スタジアムシティが誕生する以前の景色を知っている。だからこそ市川健太は今年、足を運ぶと「馴染みがある土地なのに、ほんとうに変わりすぎていました。あの一帯が素晴らしい雰囲気です。」と感動し、そして胸を弾ませた。「長崎はバレーボール大国ですが、トップチームがありません。バスケットボールやサッカーしかご覧になったことがない方々も少なからずいると思いますから、これを機にバレーボールって面白いんだ、と思ってもらえる試合をしたいです。」各世代で全国大会を制するようなチームが並ぶ、その“バレーボール大国”で生まれた市川。小学生の頃に競技を始め、長崎で開催されるVリーグ(当時)には足を運んだ記憶があるという。「素直に、すごいな、と思っていました。子供なのでやはりサインが欲しくて、もらいにいきましたからね(笑)。もらえたときはめちゃくちゃ嬉しかった…。まさかこうして逆の立場で、僕がまた長崎に帰るなんて想像もしていなかったので、今回のホームゲーム開催は嬉しかったです。」試合に先駆けて今年1月には母校で子供たちと触れ合った。今度はプレー姿を見せる番だ。「未来のバレーボール選手に向けて、何かしらのきっかけやメッセージを残せる週末にしたいです。」いざ、ふるさとへ。凱旋--。

















